1年に1度健康診断を受けようか、人間ドックを受けようか悩むことがあります。それらの違いは人間ドックのほうが検査項目が多いだけと考えがちですが、実際は検診項目が異なるだけではなく、目的にも違いがあるのです。人間ドックは、現在の健康状態を明らかにして、健康以上に対する早期発見のために検査することが目的です。がん、脳卒中、心筋梗塞の三大疾患に対するチェックをします。
検査する機関や病院により検査プランを設けているため、自分にあった検査項目を選択します。法的な定義はなく、総合的に精密な検査を受けることができますが、健康保険の対象外となることが多いです。人間ドックを受けた方が良い場合は、健康診断しか受けたことがない、35歳になった、最近体重が増えて血圧が高めである、家族に糖尿病や高血圧、がんを抱えている人がいるなどです。健康診断は、法律で必要な検査項目が定められていて、検査項目は少ないです。
労働安全衛生法で1年ごとに1回以上、定期的に行なう義務があり、職場や住んでいる自治体で定期的に行なわれます。検査項目は主に糖尿病や高脂血症など生活習慣病に関する検査が中心で、簡易的なとこもあるため結果は傾向を教えてくれるものです。人間ドックは、基礎ドックと専門ドックに分かれており、基礎ドックは健康診断より詳細に検査し、生活習慣病に関する項目を検査します。専門ドックは脳梗塞やがん細胞の有無など高いリスクのある病気を確認したり、女性特有の病気を調べたることができます。
自覚症状がなくても何らかの疾病や障害を抱えている場合があり、異常があったとしても早期発見、早期治療により完治する病気が殆どです。健康診断しか受けたことがない場合は、健康に生活するためにもドックを受けることも大切なことです。
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